第一回:プレハブとは何か?
・プレハブとは建築工法のひとつ
プレハブ建築、プレハブ住宅と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか?
「プレハブ」という建築資材があって、それを原料にした建物のようなイメージでしょうか??
トタン屋根、ペラペラの薄い壁、間口二間×奥行き三間(ニケンサンケン)の建築現場にある詰め所のようなものを想像する方も多いかもしれません。
プレハブとは大部分の建築部材をあらかじめ工場で生産し、現場で組み立てる建築工法のことです。
そのため、品質とは無関係で、予算次第でどこまでも高級なプレハブ住宅や事務所を建てることができます。
従来の建築工法に比べて格段に費用・コストを抑えることができるため、通常の建築物よりも非常に安く、しかも工期も短く、住宅や事務所などを建てることができます。
・プレハブ=低品質というイメージは間違い
昔のプレハブとは異なり、いまやプレハブは進化を遂げています。
間取りを自由に変えられたり、断熱効果の高い壁にしたり、地震に強い設計にしたり、デザイン性の高いサッシやシャッターを選べたり、床も補強できます。
プレハブ=低品質というイメージを持っている方がいたら、それはまったくの誤りです。
プレハブの用途も、昔と比較して広がっています。
住宅や事務所の他、離れの小部屋、子どもの勉強部屋、書斎、倉庫、店舗、バイクや自転車などの盗難防止用のガレージなど、多種多様な使われ方がされています。